コンボデッキとは、デッキ全体を集束させ、数枚のカードの組み合わせによって出来る限り迅速にゲームを終了させるデッキの事を指します。
「コンボ」とは「コンビネーション」の略称で、最広義では2つ以上のあらゆるオブジェクトの連係の事を指す言葉ですが、MTGに於いては勝利に直結する2つ以上の効果の組み合わせのことを指すことが多いです。(勝利に直結しないコンボはギミックと呼ばれており、動作自体でなくその「相乗効果を持つ特性」の事はシナジーと呼ばれています。)
このアーキタイプは他のアーキタイプと違い、非常に特殊なプレイングやデッキ構築を要します。他のアーキタイプと特に大きく違う点は、基本的にはコンボの真価を発揮出来るチャンスが来るまでは待ち続ける、といった点です。とは言ってもただ待っているのだけではなく、ライブラリー操作やサーチ、その他の呪文を駆使しながら、場や手札を整えて、その時を虎視眈々と待ち続けます。そして、全てが整ったのならば然るべくして爆発的にマナを増やしたり、無限連鎖を行なったりして勝利を掴み取るのです。
このアーキタイプは深刻な弱点を持ちながらも己の戦略を着実に遂行しようと試みる「一発逆転」的なデッキとして扱われる事が多いです。つまりコンボデッキとは、コンボが完成するまでの間はハンデを背負っており、本質的には逆転を目指しているデッキ、という事になります。やるかやられるか、まさにこの言葉がピタリと当て嵌まるでしょう。
コンボデッキは大量のアドバンテージを得ることができるか、それ自体が勝利に直結するような強力なコンボを搭載しています。それらの種類にはいくつかありますが、例えば、20点以上のダメージを一気に与える、ライブラリーのカードを60枚引き切らせる、無限のライフを得る、対戦相手が何もできない状況を維持する、永遠に相手へターンを渡さない、勝利条件を即座に満たす、等です。
コンボ自体は非常に強力で、あなたを即座に勝利に導いてくれる事でしょう。しかしながら、それはあくまでコンボが完成したらの話であって、完成できないコンボは所詮「机上の空論」でしかないのです。
デッキを60枚以下にする事は出来ませんが、コンボに使用するカードはほんの数枚だけです。これはルールなので覆すことは出来ません。しかもコンボパーツが手札に来たとしても、それをプレイ出来なければ意味をなさない場合がほとんどです。
これらコンボデッキに共通している事は、「そのコンボの為にデッキ事態が収束するように設計されている」、といった事です。
その条件を全て満たし、一瞬でもその「収束点」に到達できたのだとすれば、今まで抱えていた不安は全て吹き飛び、あなたに勝利という名の天使が舞い降りて来る事でしょう。
コンボをデッキに実装するには主に2つの方法があります。1つはコンボパーツが揃うまで生き残り、「コンボを妨害するカード」に対処する為のカードを引き寄せる事が容易になる様な、「コンボ専用」のコンボデッキを構築する事、もう1つは先の方法と「生き残る」といった所で重なる部分もありますが、勝利条件として既存のデッキにコンボを追加するといった方法です。
どちらの方法にせよ、コンボデッキにとって重要なのは、平均して何ターンでそのコンボが完成するか、という事です。アグロデッキはおおよそ5ターン程度で決着を付けにかかって来るので、勝率を気にするのであれば、それくらいを目安として考えなくてはいけません。
そして、これも重要なことですが、相手はただの「金魚」ではなく対戦相手だということです。あなたはコンボが完成するまでの間はほとんど何の抵抗もせずに打たれ続けるでしょうが、相手はそうではありません。様々な方法であなたのコンボを防いでくるでしょう。クロックの速さはもちろんの事、手札破壊、カウンター呪文、マナ基盤の破壊等です。特に《強迫/Duress》や《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》には気をつけましょう。
コンボとは、多角的に熟慮した上で思いつくかもしれないし、天啓であるかのように突然閃くこともあります。ただ一つ言える事は、プロツアーやグランプリを征服したコンボデッキは誰もがそれを知っています。つまり、対策が取られやすいという事に他なりません。
対策を取られない様にする為にもオリジナルコンボの採用をオススメしますが、ハッキリ言って、オリジナルのコンボを見つけるのは非常に難しい事です。しかし、MTGには数限りないカードがあるので、まだ発見されていないコンボが埋れているハズです。例えるならばそれは、今はもう忘れ去られてしまった鉱山から金を見つける事と同じ事だと言えるでしょう。日頃から洞察力を鍛えていれば、もしかしたら突然、フラッシュの様に未知なるコンボを閃き、あなたが最初の発見者になる事が出来るかもしれません。
ただし、たとえ生み出される効果が強力であっても、必要なパーツが多過ぎたり重過ぎたりする場合、そのコンボが完成するまでに対抗手段を用意されたり敗北したりしてしまうため、実質的に強力とは言えません。また、コンボに特化する事によって成功率と速度は高まりますが、そのようなデッキは往々にして偏った構成になっているので、一度失敗すると何もできずに敗北してしまう事が多いです。もしコンボが失敗したしても、コンボパーツ自体が単体である程度戦えるような、安定感のあるデッキは強力と言われています。しかし、コンボの成功率が高すぎて失敗しないデッキは、それ以上の脅威となるでしょう。
コンボデッキ構築の為のヒント
「コンボ」とは「コンビネーション」の略称で、最広義では2つ以上のあらゆるオブジェクトの連係の事を指す言葉ですが、MTGに於いては勝利に直結する2つ以上の効果の組み合わせのことを指すことが多いです。(勝利に直結しないコンボはギミックと呼ばれており、動作自体でなくその「相乗効果を持つ特性」の事はシナジーと呼ばれています。)
このアーキタイプは他のアーキタイプと違い、非常に特殊なプレイングやデッキ構築を要します。他のアーキタイプと特に大きく違う点は、基本的にはコンボの真価を発揮出来るチャンスが来るまでは待ち続ける、といった点です。とは言ってもただ待っているのだけではなく、ライブラリー操作やサーチ、その他の呪文を駆使しながら、場や手札を整えて、その時を虎視眈々と待ち続けます。そして、全てが整ったのならば然るべくして爆発的にマナを増やしたり、無限連鎖を行なったりして勝利を掴み取るのです。
このアーキタイプは深刻な弱点を持ちながらも己の戦略を着実に遂行しようと試みる「一発逆転」的なデッキとして扱われる事が多いです。つまりコンボデッキとは、コンボが完成するまでの間はハンデを背負っており、本質的には逆転を目指しているデッキ、という事になります。やるかやられるか、まさにこの言葉がピタリと当て嵌まるでしょう。
コンボデッキは大量のアドバンテージを得ることができるか、それ自体が勝利に直結するような強力なコンボを搭載しています。それらの種類にはいくつかありますが、例えば、20点以上のダメージを一気に与える、ライブラリーのカードを60枚引き切らせる、無限のライフを得る、対戦相手が何もできない状況を維持する、永遠に相手へターンを渡さない、勝利条件を即座に満たす、等です。
コンボ自体は非常に強力で、あなたを即座に勝利に導いてくれる事でしょう。しかしながら、それはあくまでコンボが完成したらの話であって、完成できないコンボは所詮「机上の空論」でしかないのです。
デッキを60枚以下にする事は出来ませんが、コンボに使用するカードはほんの数枚だけです。これはルールなので覆すことは出来ません。しかもコンボパーツが手札に来たとしても、それをプレイ出来なければ意味をなさない場合がほとんどです。
これらコンボデッキに共通している事は、「そのコンボの為にデッキ事態が収束するように設計されている」、といった事です。
その条件を全て満たし、一瞬でもその「収束点」に到達できたのだとすれば、今まで抱えていた不安は全て吹き飛び、あなたに勝利という名の天使が舞い降りて来る事でしょう。
コンボをデッキに実装するには主に2つの方法があります。1つはコンボパーツが揃うまで生き残り、「コンボを妨害するカード」に対処する為のカードを引き寄せる事が容易になる様な、「コンボ専用」のコンボデッキを構築する事、もう1つは先の方法と「生き残る」といった所で重なる部分もありますが、勝利条件として既存のデッキにコンボを追加するといった方法です。
どちらの方法にせよ、コンボデッキにとって重要なのは、平均して何ターンでそのコンボが完成するか、という事です。アグロデッキはおおよそ5ターン程度で決着を付けにかかって来るので、勝率を気にするのであれば、それくらいを目安として考えなくてはいけません。
そして、これも重要なことですが、相手はただの「金魚」ではなく対戦相手だということです。あなたはコンボが完成するまでの間はほとんど何の抵抗もせずに打たれ続けるでしょうが、相手はそうではありません。様々な方法であなたのコンボを防いでくるでしょう。クロックの速さはもちろんの事、手札破壊、カウンター呪文、マナ基盤の破壊等です。特に《強迫/Duress》や《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》には気をつけましょう。
コンボとは、多角的に熟慮した上で思いつくかもしれないし、天啓であるかのように突然閃くこともあります。ただ一つ言える事は、プロツアーやグランプリを征服したコンボデッキは誰もがそれを知っています。つまり、対策が取られやすいという事に他なりません。
対策を取られない様にする為にもオリジナルコンボの採用をオススメしますが、ハッキリ言って、オリジナルのコンボを見つけるのは非常に難しい事です。しかし、MTGには数限りないカードがあるので、まだ発見されていないコンボが埋れているハズです。例えるならばそれは、今はもう忘れ去られてしまった鉱山から金を見つける事と同じ事だと言えるでしょう。日頃から洞察力を鍛えていれば、もしかしたら突然、フラッシュの様に未知なるコンボを閃き、あなたが最初の発見者になる事が出来るかもしれません。
ただし、たとえ生み出される効果が強力であっても、必要なパーツが多過ぎたり重過ぎたりする場合、そのコンボが完成するまでに対抗手段を用意されたり敗北したりしてしまうため、実質的に強力とは言えません。また、コンボに特化する事によって成功率と速度は高まりますが、そのようなデッキは往々にして偏った構成になっているので、一度失敗すると何もできずに敗北してしまう事が多いです。もしコンボが失敗したしても、コンボパーツ自体が単体である程度戦えるような、安定感のあるデッキは強力と言われています。しかし、コンボの成功率が高すぎて失敗しないデッキは、それ以上の脅威となるでしょう。
コンボデッキ構築の為のヒント
◆コンボデッキを構築するという事は、レーシングカーを組み立てていると置き換えて考えると理解がしやすい。まず、コンボデッキを構築する為のカードの組み合わせ、つまり「コンボ」を見つけなければならない。この過程はエンジンの組み立て作業に例えられる。何故ならばレーシングカーは、エンジンが無ければ動かないからだ。この例としては《修繕/Tinker》+《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》や《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》+《罪の意識/Guilty Conscience》などがある。
◆エンジンに燃料が必要な様に、コンボを素早く決める為にも大量のマナが必要不可欠だ。《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》のコンボを起動させるには、《睡蓮の花/Lotus Bloom》や《炎の儀式/Rite of Flame》の様な、燃料に該当するカードを大量に唱える必要がある。
◆もう一つのポイントは、レーシングカーの 「ボディ」のように、自分のコンボを相手から守る方法だ。ボディが貧弱だった場合、エンジン自体が落とされてしまう可能性が高いからだ。コンボを守るために役立つカードは、コントロールデッキや撹乱的アグロデッキで使用されている《万の眠り/Gigadrowse》、または《強迫/Duress》のようなカードだ。
◆車が走り出す為には、エンジンをオンにするキーが必要だ。ドローカードとチューターカードは、自分のデッキ内に「コンボパーツ」を探しにいけることが強みだ。《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》、《加工/Fabricate》、《思案/Ponder》は、その仕事をこなしてくれるだろう。
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