陰鬱なる格闘デッキ、《緑大瀑布/Emerald Flowsion》。
2012年8月10日 MTG コメント (4)
※以下に書かれた内容は2012年8月10日現在に於けるMagic Online上で僕が感じたスタンダード上での感想、及び考察です。普通の人から見れば当てはまる方が少ない内容となっていますのでご注意を。ちなみに口語体で書かれてますんで、結構読みにくいしエロ語も頻繁に出てきます。()が振ってあるからある程度は理解できるとは思うけど、今回はエロ語が通用する人向けにしか書いてないんで読みたい人は頑張って翻訳してくだちい。
現行のスタンダードで「緑単はそこそこ強い」と言われていますが、実際その通りで「そこそこ強い」部類に入ると僕は思っています。Tier2くらいの知名度はあるんじゃないかな。
ま、そもさんスタンダードで緑が弱かった時期なんて数えるほどしかないんですが。
んで、もっさん(Morutsu28ranker50氏)が(MOのデイリーで4-0こいちゃうくらいの)実力のあるスタン勢、ウサギとChronicleがMOに参戦した(正しく言うなら参戦「させた」)ので、僕もスタンダードをやってみようかなぁっつー事で超!久し振りにちょぴっとだけ真面目にスタンダードのデッキを組んでみようと思い立った訳ですよ。
言うても僕はエロい人、SCGの大会で結果残した簡単マジック緑単編はやりたくないんでござるね。だってそれじゃあレガシーと変わらねぇじゃん、って。(まぁ、レガシーでも簡単マジックやってないですけどー!)
んで。今の緑は「除去」が出来る緑。そんな緑が弱い訳ないじゃんってな具合で、キーワード処理《格闘/Fight》を存分に取り入れたデッキ、「緑大瀑布/Emerald Flowsion」の現行リストをば。
※先に言っておきます、これは調整中のデッキです。
このデッキを簡単に説明すると、《格闘/Fight》カード計8枚を有効に使いながら相手のクリーチャーを捌く、または+1/+1カウンターが大量に乗ってるかつ《怨恨/Rancor》のついたクリーチャーで相手クリーチャーを踏み越えて本体をブン殴るデッキです。
デッキ名の由来は、格闘に関するカードを多く使うので僕の大好きなプロレス選手、三沢光晴さんの必殺技「エメラルド・フロウジョン」をそのままお借りして命名しました。
《捕食/Prey Upon》といった「エルボー」から《狩られる者の逆襲/Revenge of the Hunted》と言った「タイガー・スープレックス’85」まで幅広く取り揃えておりますお客様。
「組になると強くなる」って意味では《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》もプロレスラーっぽいよね。《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》が《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》に《格闘/Fight》の命令を出すのもプロレスっぽい。
何よりファッティで相手のクリーチャーを殴り倒しつつ本体にダメージを貫通させるってのがこのデッキたらしめている訳で、その辺のフレイバーを楽しんでいただけたらな、と。
※三沢光晴という偉大な人間を知らない人の為に補足
マジかっけぇ強面のオッサンなんだけど、メッチャ紳士的。例えるなら子供の時に見たヒーローがそのままテレビから飛び出したかの様な人。ちなみに、この人を象徴する色は「緑」ですよ!(画像参照)
最初は《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》やら《出産の殻/Birthing Pod》が入っていて《若き狼/Young Wolf》の枠が《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》だったりと結構違う形をしていましたが、上手い具合にマナカーブがまとまらないので今の形に進化させました。
言うてそれなりのカードパワーがある《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》と《出産の殻/Birthing Pod》。みんな使ってるから全く面白くないよねっつー事でとりあえず抜くじゃん?
そりゃ強いのは分かってるつもりだけど、デッキのコンセプトとかマナカーブがズレていたらパワーカードですら抜けていくのは当然の結果だと思うのよね。
で。緑っつったらビートとコンバットトリックでなんぼっしょ。そこに焦点を当てる事にしました。
地味に強いのが《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》と《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》。(勿論《陰鬱/Morbid》を達成してるのが前提だけど。)《夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk》から《陰鬱/Morbid》達成、《格闘/Fight》で《陰鬱/Morbid》達成、とまぁそこそこ《陰鬱/Morbid》が狙えるような構成にはしてるつもりです。
僕が考えるに、今のスタンダードは除去環境だと思うんですよね。1つずつ潰していけば「場の有利」は緑が取れると思っています。つまり場に出ているクリーチャーを《捕食/Prey Upon》と《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》で1体ずつ捌いていく、と。特に《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》はカードを消費しない分、かなりのキチガイ性能を発揮します。
相手の除去も1マナでケア。そんなんで《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》は結構大事です。(しかも「滑らない(《呪文滑り/Spellskite》で対象を変更されない)」!)
一見ウィニークリーチャーの数が多いように思えますが、《陰鬱/Morbid》を達成した《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》や《怨恨/Rancor》を付けてあげれば十分なクロッカーとして機能します。
また、《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》対策で《幽霊街/Ghost Quarter》を採用しています。そこそこのサイズのやつらが横に並ぶとどうしようもなくなるので…。
とりま1対1のクリーチャーサイズの差では余裕で勝ってる(試合が進んでいくと普通に8/8とかが並ぶ)から、大抵のクリーチャーは向き合っても怖くは無いんですね。でも、《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》へのソリューションを未だ見つけられてないのは難点のど飴…。
さて、こっからが本格的な問題。…そう、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》なんですよね。それ以外にはトナプラレベルですが大抵有利つけて勝ちました。(例外として、《濃霧/Fog》系カードが満載の《空虚への扉/Door to Nothingness》デッキには勝てなかった…。)
トナプラレベルの青使いにはプレイングで有利つけて(下記にもちょこっと書いてありますが、今度はそれだけに焦点当てて具体的に書きます。)勝ちましたが、デイリーレベルの青使いには勝てませんでした。
ちなみに世間で騒がれてる《スラーグ牙/Thragtusk》は不採用。そもさんそういうデッキじゃないし、このデッキ。使ってはみたいんですけどね…。
なぜ不採用なのか。それは、僕が《スラーグ牙/Thragtusk》を《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》に対するソリューションではないと思っているからです。
《スラーグ牙/Thragtusk》自身と場を離れた際に出てくる3/3のトークンは《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》をはじめとする飛行クリーチャーに対して全くのぼっ立ちなのにも関わらず、ライフを5ゲインした所で何が出来るのか。しかも《スラーグ牙/Thragtusk》自体が5マナという重さ。トナプラレベルの青使い達には有効かもしれませんが、デイリーレベルの連中には全くと言って良いほど効果が無いと言っても過言ではないでしょう。まぁ、青以外には結構有効な事は理解しているつもりですが、それでも5マナは重いですね。
一番勝てない青に対してこやつのする仕事は、5マナも使って1ターン稼ぐ事くらいしか出来ません。それなら素直に青をタッチして《時間の熟達/Temporal Mastery》を入れたほうがいいですね。
それにこのデッキは《格闘/Fight》を連射するタイプのデッキ。それなのにもかかわらずタフネスが3と言うのはいささか少ないと考えます。せめて変身後の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》を一方的に落とせるタフネス4から。つまり採用するならば《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》と言うことになります。何かあっても再生できるし、何より《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》が効かないのが大きいです。
そんな訳で《スラーグ牙/Thragtusk》は採用するにいたりませんでした。
※簡単マジックをしない僕の場合、具体的な理由が無い採用は全て却下します。詳しい話はワイルドベリーに話を聞くと良い。(忍法丸投げの術っ!←)
そうそう、5マナと言えば僕のデッキでも採用している《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》です。しかしこのカード、強いことは強いんですがこれ以上クリーチャーをデカくする必要がないから外れるかもしれません。
それだったら《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》の環境なので、《ダングローブの長老/Dungrove Elder》や《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》に怨恨つけた上で、+1/+1カウンター乗せて殴る方が強いと僕は思います。ただし、コレだと一番最初に言った簡単マジック緑単編に若干近いリストになってしまうんで悩み所なんですよねぇ…。
んで。トナプラレベルの青使いに勝つ方法ですが、簡単に説明してみます。
このデッキは基本的にマナが軽い呪文のみで構成されています。そうすると必然的に青のカウンターには強くなります。何故ならば呪文を打ち消すには約3マナと手札を一枚消費する為、軽い呪文を連発出来るとそれだけカウンターされる確率が減るって事だからです。
具体例を挙げましょう。お互いに3マナが立っている状態でこちらが2マナの呪文を唱えたとします。すると相手側は3マナを使って呪文を打ち消してきたとしましょう。コレはつまり「1対1のカード交換をして、こちらは1マナのアドバンテージを得た」とも言い代える事が出来ます。
この1マナのアドバンテージをボードアドバンテージ、つまり《怨恨/Rancor》や《陰鬱/Morbid》を達成した《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》に変換するわけですね。相手の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》に《捕食/Prey Upon》を迫ってみてもいいかもしれません。
ここだけ気をつけていれば、大抵の青使い(レガシー勢も含む)は倒せます。これの上を行くのがデイリーの青使いの連中。そうやすやすとカウンターを使ってくれません。ココが辛い所やで…。
もし上手い具合に主要なクリーチャー(《陰鬱/Morbid》を達成した《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》等。)を場に出せたとしても、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で綺麗に捌いてきます。その《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》で回避しようとしても、さっき無駄打ちしなかったカウンンターが飛んでくるって寸法です。で、相手の場に残るのが3/2の飛行、コッチの場に残るのが2/2のバニラ。コレが強いプレイヤーですわ。
ココまで来るとその昔Zviが使ってた「進行を遅らせる」ってプレイングをしなきゃいけないんですが、残念ながらエロはまだそのプレイングを身に着けていないので説明が出来ません。申し訳ない…。いつかそのレベルにたって具体的に説明できるようになるから、それまで気長に待っててくださいw
…とまぁ、いくつか書き出しましたが、上記の弱点を克服してからまとめようと思ってたんですが、もっさんが緑単色のデッキをアップして僕を《挑発/Provoke》するから…。だからちょっと考えてる事を僕なりにまとめて書いてみようと思ったわけですw
それと。これとは別のデッキでお遊び用に使ってるスタンの赤緑デッキ「パジャマパーティー/Slumber Party」ってのがあるんですが、コレの《奇跡/Miracle》がチキがってる程に強いんですね。とりあえずリストをば。
まさにDALI(歌手)もビックリのミラクルロマンスゲーですわ。簡単に説明すると、超デカくなった《まどろむドラゴン/Slumbering Dragon》に《カロニアの指輪/Ring of Kalonia》でトランプルをつけて空から殴るデッキです。+1/+1カウンターが《奇跡/Miracle》と《陰鬱/Morbid》のおかげで16個とか普通に乗りまくります。フラッシュバックの最終奥義もあるし!とりあえずガラクと2色土地を抜けば7tixくらいで安く作れるから、興味あるならやってみてもいいかもしれませんw
言うても約5マナとクリーチャーがいればある程度のアドが取れるから、もしかしたらエメラルド・フロウジョンもミラクルロマンスに頼るかも…?
そうすると、エメラルド・フロウジョンは現行の形の《若き狼/Young Wolf》じゃなくて《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》か《極楽鳥/Birds of Paradise》がまた採用されて…って感じに戻ると思います。この2体を採用するのであれば使えるマナが増えるし、ミラクルロマンスの対象が増えるから有効打になりえます。しかも《極楽鳥/Birds of Paradise》ならクロッカーじゃなくてフィニッシャーになれるオマケ付き!
それと、マナ供給がスムーズになり、前半からマナ加速が出来るのであれば《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》対策って訳じゃないですが、《酸のスライム/Acidic Slime》をメインボードから入れられるしなぁとか考えてたり。メインからアーティファクト、エンチャントを割れるカードを一枚も入れてないのはエロらしくないので、これはこれでありかなぁ、と。
…とまぁ長くなりましたがとりあえず以上が簡単なデッキの説明と問題点です。もしも完成してもスタンダードのデッキだからフィーチャーして取り上げることはないと思うから、多分コレが最初で最後の説明になるかなw
これがMTGの現行スタンダードにおける僕が考えてる緑単色デッキの概要です。自分でも思うけど、よくもまぁ緑単色だけなのにこれだけ語ることがあるよなぁ、と。やっぱり世界で唯一のキチガイ純緑単色遣いは違うね。あーすごいすごい!
現行のスタンダードで「緑単はそこそこ強い」と言われていますが、実際その通りで「そこそこ強い」部類に入ると僕は思っています。Tier2くらいの知名度はあるんじゃないかな。
ま、そもさんスタンダードで緑が弱かった時期なんて数えるほどしかないんですが。
んで、もっさん(Morutsu28ranker50氏)が(MOのデイリーで4-0こいちゃうくらいの)実力のあるスタン勢、ウサギとChronicleがMOに参戦した(正しく言うなら参戦「させた」)ので、僕もスタンダードをやってみようかなぁっつー事で超!久し振りにちょぴっとだけ真面目にスタンダードのデッキを組んでみようと思い立った訳ですよ。
言うても僕はエロい人、SCGの大会で結果残した簡単マジック緑単編はやりたくないんでござるね。だってそれじゃあレガシーと変わらねぇじゃん、って。(まぁ、レガシーでも簡単マジックやってないですけどー!)
んで。今の緑は「除去」が出来る緑。そんな緑が弱い訳ないじゃんってな具合で、キーワード処理《格闘/Fight》を存分に取り入れたデッキ、「緑大瀑布/Emerald Flowsion」の現行リストをば。
デッキ名:緑大瀑布/Emerald Flowsion
土地:22枚
20:《森/Forest》
2:《幽霊街/Ghost Quarter》
クリーチャー:19枚
4:《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》
3:《若き狼/Young Wolf》
2:《夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk》
3:《ダングローブの長老/Dungrove Elder》
3:《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》
3:《ウルフィーの報復者/Wolfir Avenger》
1:《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》
その他の呪文:19枚
4:《捕食/Prey Upon》
3:《怨恨/Rancor》
4:《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
4:《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》
2:《獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity》
2:《狩られる者の逆襲/Revenge of the Hunted》
Total:60枚(約14.26tix)
※先に言っておきます、これは調整中のデッキです。
このデッキを簡単に説明すると、《格闘/Fight》カード計8枚を有効に使いながら相手のクリーチャーを捌く、または+1/+1カウンターが大量に乗ってるかつ《怨恨/Rancor》のついたクリーチャーで相手クリーチャーを踏み越えて本体をブン殴るデッキです。
デッキ名の由来は、格闘に関するカードを多く使うので僕の大好きなプロレス選手、三沢光晴さんの必殺技「エメラルド・フロウジョン」をそのままお借りして命名しました。
《捕食/Prey Upon》といった「エルボー」から《狩られる者の逆襲/Revenge of the Hunted》と言った「タイガー・スープレックス’85」まで幅広く取り揃えておりますお客様。
「組になると強くなる」って意味では《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》もプロレスラーっぽいよね。《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》が《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》に《格闘/Fight》の命令を出すのもプロレスっぽい。
何よりファッティで相手のクリーチャーを殴り倒しつつ本体にダメージを貫通させるってのがこのデッキたらしめている訳で、その辺のフレイバーを楽しんでいただけたらな、と。
※三沢光晴という偉大な人間を知らない人の為に補足
マジかっけぇ強面のオッサンなんだけど、メッチャ紳士的。例えるなら子供の時に見たヒーローがそのままテレビから飛び出したかの様な人。ちなみに、この人を象徴する色は「緑」ですよ!(画像参照)
最初は《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》やら《出産の殻/Birthing Pod》が入っていて《若き狼/Young Wolf》の枠が《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》だったりと結構違う形をしていましたが、上手い具合にマナカーブがまとまらないので今の形に進化させました。
言うてそれなりのカードパワーがある《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》と《出産の殻/Birthing Pod》。みんな使ってるから全く面白くないよねっつー事でとりあえず抜くじゃん?
そりゃ強いのは分かってるつもりだけど、デッキのコンセプトとかマナカーブがズレていたらパワーカードですら抜けていくのは当然の結果だと思うのよね。
で。緑っつったらビートとコンバットトリックでなんぼっしょ。そこに焦点を当てる事にしました。
地味に強いのが《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》と《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》。(勿論《陰鬱/Morbid》を達成してるのが前提だけど。)《夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk》から《陰鬱/Morbid》達成、《格闘/Fight》で《陰鬱/Morbid》達成、とまぁそこそこ《陰鬱/Morbid》が狙えるような構成にはしてるつもりです。
僕が考えるに、今のスタンダードは除去環境だと思うんですよね。1つずつ潰していけば「場の有利」は緑が取れると思っています。つまり場に出ているクリーチャーを《捕食/Prey Upon》と《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》で1体ずつ捌いていく、と。特に《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》はカードを消費しない分、かなりのキチガイ性能を発揮します。
相手の除去も1マナでケア。そんなんで《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》は結構大事です。(しかも「滑らない(《呪文滑り/Spellskite》で対象を変更されない)」!)
一見ウィニークリーチャーの数が多いように思えますが、《陰鬱/Morbid》を達成した《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》や《怨恨/Rancor》を付けてあげれば十分なクロッカーとして機能します。
また、《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》対策で《幽霊街/Ghost Quarter》を採用しています。そこそこのサイズのやつらが横に並ぶとどうしようもなくなるので…。
とりま1対1のクリーチャーサイズの差では余裕で勝ってる(試合が進んでいくと普通に8/8とかが並ぶ)から、大抵のクリーチャーは向き合っても怖くは無いんですね。でも、《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》へのソリューションを未だ見つけられてないのは難点のど飴…。
さて、こっからが本格的な問題。…そう、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》なんですよね。それ以外にはトナプラレベルですが大抵有利つけて勝ちました。(例外として、《濃霧/Fog》系カードが満載の《空虚への扉/Door to Nothingness》デッキには勝てなかった…。)
トナプラレベルの青使いにはプレイングで有利つけて(下記にもちょこっと書いてありますが、今度はそれだけに焦点当てて具体的に書きます。)勝ちましたが、デイリーレベルの青使いには勝てませんでした。
ちなみに世間で騒がれてる《スラーグ牙/Thragtusk》は不採用。そもさんそういうデッキじゃないし、このデッキ。使ってはみたいんですけどね…。
なぜ不採用なのか。それは、僕が《スラーグ牙/Thragtusk》を《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》に対するソリューションではないと思っているからです。
《スラーグ牙/Thragtusk》自身と場を離れた際に出てくる3/3のトークンは《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》をはじめとする飛行クリーチャーに対して全くのぼっ立ちなのにも関わらず、ライフを5ゲインした所で何が出来るのか。しかも《スラーグ牙/Thragtusk》自体が5マナという重さ。トナプラレベルの青使い達には有効かもしれませんが、デイリーレベルの連中には全くと言って良いほど効果が無いと言っても過言ではないでしょう。まぁ、青以外には結構有効な事は理解しているつもりですが、それでも5マナは重いですね。
一番勝てない青に対してこやつのする仕事は、5マナも使って1ターン稼ぐ事くらいしか出来ません。それなら素直に青をタッチして《時間の熟達/Temporal Mastery》を入れたほうがいいですね。
それにこのデッキは《格闘/Fight》を連射するタイプのデッキ。それなのにもかかわらずタフネスが3と言うのはいささか少ないと考えます。せめて変身後の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》を一方的に落とせるタフネス4から。つまり採用するならば《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》と言うことになります。何かあっても再生できるし、何より《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》が効かないのが大きいです。
そんな訳で《スラーグ牙/Thragtusk》は採用するにいたりませんでした。
※簡単マジックをしない僕の場合、具体的な理由が無い採用は全て却下します。詳しい話はワイルドベリーに話を聞くと良い。(忍法丸投げの術っ!←)
そうそう、5マナと言えば僕のデッキでも採用している《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》です。しかしこのカード、強いことは強いんですがこれ以上クリーチャーをデカくする必要がないから外れるかもしれません。
それだったら《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》の環境なので、《ダングローブの長老/Dungrove Elder》や《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》に怨恨つけた上で、+1/+1カウンター乗せて殴る方が強いと僕は思います。ただし、コレだと一番最初に言った簡単マジック緑単編に若干近いリストになってしまうんで悩み所なんですよねぇ…。
んで。トナプラレベルの青使いに勝つ方法ですが、簡単に説明してみます。
このデッキは基本的にマナが軽い呪文のみで構成されています。そうすると必然的に青のカウンターには強くなります。何故ならば呪文を打ち消すには約3マナと手札を一枚消費する為、軽い呪文を連発出来るとそれだけカウンターされる確率が減るって事だからです。
具体例を挙げましょう。お互いに3マナが立っている状態でこちらが2マナの呪文を唱えたとします。すると相手側は3マナを使って呪文を打ち消してきたとしましょう。コレはつまり「1対1のカード交換をして、こちらは1マナのアドバンテージを得た」とも言い代える事が出来ます。
この1マナのアドバンテージをボードアドバンテージ、つまり《怨恨/Rancor》や《陰鬱/Morbid》を達成した《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》に変換するわけですね。相手の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》に《捕食/Prey Upon》を迫ってみてもいいかもしれません。
ここだけ気をつけていれば、大抵の青使い(レガシー勢も含む)は倒せます。これの上を行くのがデイリーの青使いの連中。そうやすやすとカウンターを使ってくれません。ココが辛い所やで…。
もし上手い具合に主要なクリーチャー(《陰鬱/Morbid》を達成した《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》等。)を場に出せたとしても、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で綺麗に捌いてきます。その《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》で回避しようとしても、さっき無駄打ちしなかったカウンンターが飛んでくるって寸法です。で、相手の場に残るのが3/2の飛行、コッチの場に残るのが2/2のバニラ。コレが強いプレイヤーですわ。
ココまで来るとその昔Zviが使ってた「進行を遅らせる」ってプレイングをしなきゃいけないんですが、残念ながらエロはまだそのプレイングを身に着けていないので説明が出来ません。申し訳ない…。いつかそのレベルにたって具体的に説明できるようになるから、それまで気長に待っててくださいw
…とまぁ、いくつか書き出しましたが、上記の弱点を克服してからまとめようと思ってたんですが、もっさんが緑単色のデッキをアップして僕を《挑発/Provoke》するから…。だからちょっと考えてる事を僕なりにまとめて書いてみようと思ったわけですw
それと。これとは別のデッキでお遊び用に使ってるスタンの赤緑デッキ「パジャマパーティー/Slumber Party」ってのがあるんですが、コレの《奇跡/Miracle》がチキがってる程に強いんですね。とりあえずリストをば。
デッキ名:パジャマパーティー/Slumber Party
土地:22枚
9:《森/Forest》
7:《山/Mountain》
3:《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
2:《銅線の地溝/Copperline Gorge》
1:《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
クリーチャー:16枚
4:《まどろむドラゴン/Slumbering Dragon》
4:《結合虫/Bond Beetle》
4:《森林地の先達/Timberland Guide》
4:《錯乱したのけ者/Deranged Outcast》
その他の呪文:22枚
1:《濃霧/Fog》
2:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4:《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
3:《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》
2:《余韻/Reverberate》
2:《カロニアの指輪/Ring of Kalonia》
2:《高まる残虐性/Increasing Savagery》
4:《自然の祝福/Blessings of Nature》
1:《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
1:《狩られる者の逆襲/Revenge of the Hunted》
Total:60枚(約13.75tix)
まさにDALI(歌手)もビックリのミラクルロマンスゲーですわ。簡単に説明すると、超デカくなった《まどろむドラゴン/Slumbering Dragon》に《カロニアの指輪/Ring of Kalonia》でトランプルをつけて空から殴るデッキです。+1/+1カウンターが《奇跡/Miracle》と《陰鬱/Morbid》のおかげで16個とか普通に乗りまくります。フラッシュバックの最終奥義もあるし!とりあえずガラクと2色土地を抜けば7tixくらいで安く作れるから、興味あるならやってみてもいいかもしれませんw
言うても約5マナとクリーチャーがいればある程度のアドが取れるから、もしかしたらエメラルド・フロウジョンもミラクルロマンスに頼るかも…?
そうすると、エメラルド・フロウジョンは現行の形の《若き狼/Young Wolf》じゃなくて《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》か《極楽鳥/Birds of Paradise》がまた採用されて…って感じに戻ると思います。この2体を採用するのであれば使えるマナが増えるし、ミラクルロマンスの対象が増えるから有効打になりえます。しかも《極楽鳥/Birds of Paradise》ならクロッカーじゃなくてフィニッシャーになれるオマケ付き!
それと、マナ供給がスムーズになり、前半からマナ加速が出来るのであれば《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》対策って訳じゃないですが、《酸のスライム/Acidic Slime》をメインボードから入れられるしなぁとか考えてたり。メインからアーティファクト、エンチャントを割れるカードを一枚も入れてないのはエロらしくないので、これはこれでありかなぁ、と。
…とまぁ長くなりましたがとりあえず以上が簡単なデッキの説明と問題点です。もしも完成してもスタンダードのデッキだからフィーチャーして取り上げることはないと思うから、多分コレが最初で最後の説明になるかなw
これがMTGの現行スタンダードにおける僕が考えてる緑単色デッキの概要です。自分でも思うけど、よくもまぁ緑単色だけなのにこれだけ語ることがあるよなぁ、と。やっぱり世界で唯一のキチガイ純緑単色遣いは違うね。あーすごいすごい!
コメント
まさか三沢社長のイメージを重ねてくるとは。
何度か読み返して改めてコメントします(^ ^)
このデッキを使って対戦している最中は、脳内でスパルタンXのテーマ曲が流れています!
大それた事言って大した事かけなくて申し訳無いです。感想、楽しみにお待ちしております!
ワームとぐろエンジン対策は命取りの出家蜘蛛の採用がおすすめですかね。
軽い接死到達ということでガットショット圏外からデルバー夜鷲トラフトを止めながら、
テーマの格闘で大きいところを確実に落とせます。
接死トランプルのシステム的に怨恨とも相性良いですね。
陰鬱と除去を兼ねるのは迫撃鞘もありますが
デッキを問わず後手のデルバーを落とせる利点で
頻繁に採用されているので候補外かな?
>>命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse
これは完璧に盲点だったわ…。コイツ、結構好きで僕の作るデッキのサイドボードにほぼいつもいるんだけど、自分の頭の中で「この子はサイドボード要員」と決め付けていた節があったみたいだ。そうだよね、メインから搭載したっていいよね!気づかせてくれてありがとうw
本当にワイルドベリーの言う事は毎回毎回説得力があって困るわ。まさにその通りだよね。デルバーは勿論のこと、トラフトとあの憎き夜鷲を止められるのはマジデカイい!!
接死+トランプルのキチガイ性能は自分でも実証済みだし、早速投入してみようと思う!
でも、やっぱしワームコイルを完全に除去るには2対1交換になっちゃうのかなぁ。あいつ、分裂するのがマジムカツクんだよ!他の色をタッチしてれば「トークン」の弱点をつけそうだけど、やっぱり緑単色だと厳しいものがあるんかねぇ…。あまりにムカつきすぎて、「ワームコイルはワームコイルで相殺しあったろかこの野郎!」と考えちゃったくらいだよw
大建築家からマナ加速してワームコイル召喚するデッキあるじゃん?あのデッキと戦ったんだけど、その時は上手い具合に除去満載の手札をキープ出来て大建築家とかその他加速クリーチャーを捌いて2ゲームとも運良く「加速」を抑えることが出来て試合に勝つことが出来たんだけど、あと1ターン遅かったら普通に土地が並んで素出しで着地されてたんだよね…。
アレ出されてたら多分コッチの戦線は壊滅、そっから捲くられるまであるから、出る杭は先に打っておこうと思って探してるんだけどなかなか「これだ!」ってのが見つからないんだよねぇ…。
…って長くなったねw とりあえず蜘蛛を投入してまた「独自進化」させてみるよ!ありがとね~!マジ時間作って話そう、語り足りないwwww
※ちなみに迫撃鞘も使いたいんだけど、出てくるトークンが黒いから縛りの関係上使えないって言うねw