緑単色デッキの戦略:対戦相手の見極め方。
2012年1月29日 MTG Article コメント (6)
前回…と言っても随分前ですが、緑単色デッキの「セニョールストンピィ」について書きました。
⇒http://nextlevelgreen.diarynote.jp/201109221724386210/
おかげさまで大盛況みたいで、未だに検索をかけてやって来てくれる人達がいるみたいですね。ありがたいことです。まぁ、ハッキリ言ってあそこまで詳しくセニョールストンピィを説明している所なんて無いから当たり前と言えば当たり前ですがね。←
と、言うことで前回は「セニョールストンピィ」に絞って文章アレンジっつー事で書いたので、今回はオリジナルの文章で、緑を遣う(※使う=× 遣う=○)にあたって覚えておいた方がいい事を書きたいと思います。今回のキーワードは「MTG 緑 戦略」と言ったところでしょうか。
ま、書いてある事は緑に限った話では無いと思いますが、こと緑を遣う場合においては他の色以上に重要な事なので書こうと思います。ついでに言うと、IPPANが思っている以上に「緑単色」って言うのは非常に難しいです。だから、下記の様な非常に細かい所まで気を遣わなければ勝ちに繋げられないんですね。僕の場合はさらにパワーカードの使用を控えている事もあり、殊更難しくなっています。
難しいだけで不可能じゃないって言うのがミソ。簡単に勝ちたい方はこの日記からご退場ください。お前向けに書いてないからさ。
あと、どうでもいいけど「緑単色デッキ」って言うのにここまで偏執的、「緑に対して狂信者」な人物は世界中のMTGプレイヤーを探しても僕くらいだそうです。
純潔の緑単色を遣っている中で世界一。ってか世界で唯一。世界で一番ってきもっちー!
…んじゃ、始めますね。
プレイング・デコンストラクション
-プレイングを解体解説する-
「緑単色デッキにおける戦略と対戦相手のレベルの見極め方」
【はじめに】
この文章は純粋な「緑単色デッキ」で対戦相手に勝つという事を念頭に書いたものであって、全ての状況に当てはまる事だと思わないで下さい。また、文章の節々に辛辣な言葉が書かれているので気分を害する可能性があります。そういう文章に嫌悪感を抱く方は読まないでいただける様お願いします。
【カード1枚、されど1枚】
1枚のカードで出来る事は沢山あります。そして、そこから見えてくる事はそのカードが出来る事以上にあるのです。その一つ一つを見落とさずに対戦相手の力量を見誤らなければ、それはそれは非常に強力な「不意打ち(Sucker Punch)」が出来る事でしょう。
それにはまず相手のレベルを見極め、コチラのカードが効果を最大限に発揮できる状況を作り出さなくてはなりません。ここで間違えて欲しくないのが、「最高の状況」というものは自ら作り出すモノ、と言うことです。ゲーム全体を見通し、対戦相手を自分の有利な方へと導いてください。真のボードコントロールとは盤面では無く、ゲーム全体を掌握できる「一つ一つのプレイング」にあると言うことを覚えておいてください。
では、どのように対戦相手のレベルを見極めるのかを、以下の事例を元に紹介します。
=======================================================
【事例1】《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を使ったコンバット例
=======================================================
1-1:あなたが1マナ以上出る状況で《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》でチャンプアタックをした場合。
(※チャンプアタック=対戦相手がアンタップ状態のクリーチャーをコントロールしている状態で、そのクリーチャーよりサイズが小さいクリーチャーで攻撃すること。 )
本体に通す(アタックをスルーする)プレイヤー=強い。
ブロックするプレイヤー=弱い。
クリーチャーでブロックしてきた場合、あなたの対戦相手は《巨大化/Giant Growth》を警戒していないと考えられます。この場合、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》がブロックされて死亡した場合、カードアドバンテージロスになってしまいますが、その後の試合をあなたが有利に進められます。と、言うのも、《巨大化/Giant Growth》を警戒していない=対戦相手は弱いプレイヤーなので、最低でも必ず1回は捲くれる場面が来ると言うことです。
そのチャンスを物にする事が出来るのであれば、盤面をひっくり返せる可能性が出てくると言うことです。しかも、たった1マナの「緑のインスタント」で、です。
また、序盤の「特に意味の無いコンバット」の状況で上記のケースになった場合、《巨大化/Giant Growth》に対してカウンター呪文や《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》に対して除去呪文が飛んで来ることが多々あります。そんなプレイヤーを見ていると、「気でも違ってしまったのか!?」と心配したくなります。
たかが《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》如きに除去?「たかが」《巨大化/Giant Growth》ごときにカウンター?大いに結構じゃないですか!盤面の重要局面以外でのカウンターと除去は、ありがたく受けておくべきです。たった1枚の《巨大化/Giant Growth》で、相手の重要な除去呪文やカウンターを誘い出せた事実に手を叩いて喜びましょう。事実、これは後半の試合結果を動かしかねない重要な出来事です。ここで使わせたカウンターや除去が、あなたのデッキに入っている重要なクリーチャー達に向けられる事は無くなったのですから。
そんな除去呪文大好きなプレイヤーには《巨森の蔦/Vines of Vastwood》をお見舞いしてやりましょう。きっとあなたの対戦相手は「テキストを確認させてください」と言ってくることでしょう。そしたらあなたは高らかにこう言ってあげてください。
「あなたの除去は対象不適正で墓地に落ち、僕のクリーチャーは強化されますッ!」ってね。
『つまり、君の対戦相手は後続の脅威の事を何も考えていないお粗末なプレイヤーだって事さ。』
1-2:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》でブロックする場合。
あなたの場にアンタップ状態の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》がいる状況で、タフネス1のクリーチャーでアタックしてくるプレイヤー=試合に負ける事を快感だと思えるマゾヒストなプレイヤー。(つまり弱い。)
少しマナがきつい状況でも、手札に森があったら迷わずブロックするのが懸命です。コチラは緑単色デッキ。クリーチャーに触りたくてもなかなか触れないのが現状です。向こうからわざわざアタックしてくるなら対戦相手のクリーチャーの頭数が減らせるので、1対1交換なら喜んでブロックするべきです。
「今」の盤面が辛い状況でもあなたは「クリーチャーの色」の緑。後に展開する厄介で大きなクリーチャーがブロッカーのいなくなった相手を蹂躙することでしょう。
ついでに言うなら、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が召喚酔いで無い状況ならば、自らをタップして先述の《巨大化/Giant Growth》を自らを対象に撃つことも可能です。カードを1対1交換した上に「場のアドバンテージ」はあなたが取れるのです。緑にとっては言う事この上無しの状況になります。
『つまり、君の対戦相手はさながら「オズの魔法使い」に出てくるカカシよりも残念なヤツって事さ。』
※また、多くのプレイヤーが「ライフ」と言うリソースを蔑ろに扱いますが、これは大きな間違いです。緑単色のデッキにとって「ライフ1点」とは、対戦相手にしろ自分自身にしろ、何物にも変えがたいものがあります。前半戦でクリーチャーをブロックに回さずに本体のライフを削られ、後半戦で並べたクリーチャーを一掃された事を考えてみて下さい。あなたが着地させたのは5/6のファッティ、相手が着地させたのは3/1のフライヤー。あなたのライフはあと3点で、相手のライフはあと6点。ほら、ライフ1点は大事でしょう?
緑単色デッキにとってクリーチャーとは「クロッカー」であり、「除去呪文」であることをゆめゆめ忘れ得ぬように。なので、場の状況をよく読み、先に繋がるプレイを見通した上で「必要最低限のブロック」をすることを心がけましょう。
======================================================
【事例2】対戦相手の動きからプレイヤーレベルを予測する
======================================================
2-1.対戦相手のフェッチランドの切り方。
対戦相手のドロー後、メインフェイズでフェッチを起動=強い。
あなたのエンドにフェッチを起動=弱い。
基本的にレガシーで使用されているフェッチランドはアンタップインが前提です。ギルドランドでも無ければ、エンドフェイズに切る意味はほとんどありません。あなたのエンドフェイズにインスタント呪文を唱えるならまだしも、あなたのエンドフェイズに何も動かないのにも関わらずフェッチを切るのは「私は先の事を考えていません」と言っているようなものです。
※ドロー後にフェッチランドを切るのであれば、たった今引いてきたカードのマナの色やコストを考慮してから持って来るカードを決められるので、ほんの少しかもしれませんが後の展開に影響する、と言うことです。つまり、細かい所まで気を配っている(隙が少ない)プレイヤーだと言うことです。
そういった「意味の無い所」で、ただ単にフェッチランドを切るようなプレイヤーは警戒心が薄い、想定外の事に弱い、基本的なマニュアル通りの戦い方しかしてこないものです。更に付け加えて言わせてもらうのであれば、あなたの呪文を全く気にしていないとまで言い切れます。
(あなたに知識がある事が前提ですが、)対戦相手の使っているカードでどんなデッキ(アーキタイプ)かが読めることと思います。そういうプレイヤーは大抵オリジナルデッキを遣っていないので、対策も立てやすいです。
そんなフェッチランドをエンドフェイズに切るのが大好きなプレイヤーには《束縛/Bind》をお見舞いしてやりましょう。きっとあなたの対戦相手は「テキストを確認させてください」と言ってくることでしょう。そしたらあなたは高らかにこう言ってあげてください。
「あなたは土地を持って来る事が出来なくなり、僕はカードを1枚ドロー出来ますッ!」ってね。
『つまり、君の対戦相手は上司にペコペコして部下に辛く当たる最低なヤツって事さ。』
※まさかその《束縛/Bind》に対して《Force of Will》を撃ってくるプレイヤーなんてまずいないでしょうが、MTGプレイヤーと言うのは本当に「損をするプレイ」が好きらしく、あながち《Force of Will》が飛んでこないとも言い切れません。
あなたが先手2ターン目で、上記の様な状況でもしも《Force of Will》が飛んできたらありがたくカウンターされるべきでしょう。「まさか土地破壊されるとは思ってなかった」という言い訳は、「緑単色相手にナメたキープするくらいなら、家に帰って彼女のケツでも舐めてろ」と言うセリフと共に、緑単色の《恐怖/Terror》を対戦相手の脳髄に刻み込んであげてください。
2-2.どのランドを持ってくるか
フェッチランドを切ってからランドを着地させるまでの時間が長い=言われるがままに高額請求サイトに会員登録をしてしまう人の良いプレイヤー。(つまり弱い。)
フェッチランドを切ってライブラリーから探している最中に「どの土地を持ってくるか」を悩んでいるプレイヤーも弱いです。
「目的があるためにフェッチを切る」のでは無く、「今、手札にあるカードを使いたいから」という理由だけでフェッチランドを切るのは先のゲームが見えていない証拠で、この上なく弱いです。また、これはフェッチランドだけに限らず、チューター系の呪文を使うときも同義です。「何が欲しいか」と言うことが明確になっていないのにカードをサーチしてくるのは愚の骨頂。だったら他の行動をした方が遥かに有効なハズです。
そういうプレイヤーは総じて「手札だけの勝負」をして来るのが常です。所謂「引きゲー」と言うモノです。「あの時○○が手札にあったら切り抜けられたのに」とか「キープ基準が間違ったかな」とか。そんな言い訳が出てくるという事は、中学生以下の脳味噌だという証明に他なりません。
マジックは基本的に60枚のデッキで構成されているのですから、どんなに頑張ろうとも基本土地カード以外は4/60、つまり1/15までしか1枚のカードを引く確率を上げられません。それが分かっているのですから、金太郎飴みたいに「何処を切っても同じような手札構成になるデッキ」か「一撃必殺の即死コンボデッキ」を使えば良いと言うことです。
そんな言い訳が出てくるようなプレイヤーは、一撃必殺のコンボデッキを使いこなせる技量も資産も無く、コピーデッキを使い、したり顔をして勝ち誇り、たまたま手札に来ていたパワーカードのカードパワーで押し切ったことを「技量」や「デッキ構築」といった言葉で覆い隠そうとするとんでもなく最低なプレイヤーだと僕は思います。
『つまり、君の対戦相手は彼女に隠れてハウツー本を読ん だ上に、彼女とのデートで優柔不断になってしまう甲斐性の無いヤツって事さ。』
【世界一の緑遣いが思うこと】
勝利と言う価値に固執して、デッキ構築や試合そのものを楽しめていない人達が非常に多いように思える昨今。「パワーカード」は過大評価され、「一クセあるカード」 は過小評価されて、淘汰されていきます。
その流れに乗っている人達は、既存のアーキタイプやカード同士のシナジーが全く取れていない所謂「ジャンク」デッキを使って(※使って=○ 遣って=×)いるんですね。僕に言わせてもらえるのであれば、現在のレガシーに存在するデッキの大多数が「ジャンクデッ キ」だと思います。
そんなデッキを使っている(否、「遣われている」)人達は、僕が頼みもしないのに 「デッキ診断」を行って来ます。このカードは弱い?色をタッチした方が強い?そんな事はお前に言われなくても、少なくともお前の1兆2000万倍は心得ている。
そういった人達は僕のデッキの何を知っているんでしょうかね?僕のデッキを回したことが無いのに、どうしてそういった「診断」が出来るのか不思議でなりません。 浅はかな知識だけで僕の崇高な「緑単色」デッキに泥を塗るのは辞めていただきたいですね。
コチラが緑含めた2マナ出せる状況で、対戦相手がコチラのエンドフェイズに手札にカウンターが無いのにも関わらず《渦まく知識/Brainstorm》を唱えるようなものなんですよ。それくらい浅はかです。《種蒔き時/Seedtime》を撃たれたらケアも出来ないクセにでしゃばるのはお門違いってものですね。
だから僕はそんな人達と試合をする気も起きないし、語り合う気も起きない。
…緑を遣うには、これくらい心を尖らせると煽りに負けないし、友達に嫌われるから戦いやすいよ!←
とまぁそんな感じです。また気分が乗ったら書こうと思います。いつになるか分からないですが。
小枝を踏み折れば、骨を折ってあがないとする。
――― ラノワールのエルフの、侵入者への処罰(心の領域的な意味で。)
⇒http://nextlevelgreen.diarynote.jp/201109221724386210/
おかげさまで大盛況みたいで、未だに検索をかけてやって来てくれる人達がいるみたいですね。ありがたいことです。まぁ、ハッキリ言ってあそこまで詳しくセニョールストンピィを説明している所なんて無いから当たり前と言えば当たり前ですがね。←
と、言うことで前回は「セニョールストンピィ」に絞って文章アレンジっつー事で書いたので、今回はオリジナルの文章で、緑を遣う(※使う=× 遣う=○)にあたって覚えておいた方がいい事を書きたいと思います。今回のキーワードは「MTG 緑 戦略」と言ったところでしょうか。
ま、書いてある事は緑に限った話では無いと思いますが、こと緑を遣う場合においては他の色以上に重要な事なので書こうと思います。ついでに言うと、IPPANが思っている以上に「緑単色」って言うのは非常に難しいです。だから、下記の様な非常に細かい所まで気を遣わなければ勝ちに繋げられないんですね。僕の場合はさらにパワーカードの使用を控えている事もあり、殊更難しくなっています。
難しいだけで不可能じゃないって言うのがミソ。簡単に勝ちたい方はこの日記からご退場ください。お前向けに書いてないからさ。
あと、どうでもいいけど「緑単色デッキ」って言うのにここまで偏執的、「緑に対して狂信者」な人物は世界中のMTGプレイヤーを探しても僕くらいだそうです。
純潔の緑単色を遣っている中で世界一。ってか世界で唯一。世界で一番ってきもっちー!
…んじゃ、始めますね。
プレイング・デコンストラクション
-プレイングを解体解説する-
「緑単色デッキにおける戦略と対戦相手のレベルの見極め方」
【はじめに】
この文章は純粋な「緑単色デッキ」で対戦相手に勝つという事を念頭に書いたものであって、全ての状況に当てはまる事だと思わないで下さい。また、文章の節々に辛辣な言葉が書かれているので気分を害する可能性があります。そういう文章に嫌悪感を抱く方は読まないでいただける様お願いします。
【カード1枚、されど1枚】
1枚のカードで出来る事は沢山あります。そして、そこから見えてくる事はそのカードが出来る事以上にあるのです。その一つ一つを見落とさずに対戦相手の力量を見誤らなければ、それはそれは非常に強力な「不意打ち(Sucker Punch)」が出来る事でしょう。
それにはまず相手のレベルを見極め、コチラのカードが効果を最大限に発揮できる状況を作り出さなくてはなりません。ここで間違えて欲しくないのが、「最高の状況」というものは自ら作り出すモノ、と言うことです。ゲーム全体を見通し、対戦相手を自分の有利な方へと導いてください。真のボードコントロールとは盤面では無く、ゲーム全体を掌握できる「一つ一つのプレイング」にあると言うことを覚えておいてください。
では、どのように対戦相手のレベルを見極めるのかを、以下の事例を元に紹介します。
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【事例1】《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を使ったコンバット例
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1-1:あなたが1マナ以上出る状況で《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》でチャンプアタックをした場合。
(※チャンプアタック=対戦相手がアンタップ状態のクリーチャーをコントロールしている状態で、そのクリーチャーよりサイズが小さいクリーチャーで攻撃すること。 )
本体に通す(アタックをスルーする)プレイヤー=強い。
ブロックするプレイヤー=弱い。
クリーチャーでブロックしてきた場合、あなたの対戦相手は《巨大化/Giant Growth》を警戒していないと考えられます。この場合、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》がブロックされて死亡した場合、カードアドバンテージロスになってしまいますが、その後の試合をあなたが有利に進められます。と、言うのも、《巨大化/Giant Growth》を警戒していない=対戦相手は弱いプレイヤーなので、最低でも必ず1回は捲くれる場面が来ると言うことです。
そのチャンスを物にする事が出来るのであれば、盤面をひっくり返せる可能性が出てくると言うことです。しかも、たった1マナの「緑のインスタント」で、です。
また、序盤の「特に意味の無いコンバット」の状況で上記のケースになった場合、《巨大化/Giant Growth》に対してカウンター呪文や《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》に対して除去呪文が飛んで来ることが多々あります。そんなプレイヤーを見ていると、「気でも違ってしまったのか!?」と心配したくなります。
たかが《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》如きに除去?「たかが」《巨大化/Giant Growth》ごときにカウンター?大いに結構じゃないですか!盤面の重要局面以外でのカウンターと除去は、ありがたく受けておくべきです。たった1枚の《巨大化/Giant Growth》で、相手の重要な除去呪文やカウンターを誘い出せた事実に手を叩いて喜びましょう。事実、これは後半の試合結果を動かしかねない重要な出来事です。ここで使わせたカウンターや除去が、あなたのデッキに入っている重要なクリーチャー達に向けられる事は無くなったのですから。
そんな除去呪文大好きなプレイヤーには《巨森の蔦/Vines of Vastwood》をお見舞いしてやりましょう。きっとあなたの対戦相手は「テキストを確認させてください」と言ってくることでしょう。そしたらあなたは高らかにこう言ってあげてください。
「あなたの除去は対象不適正で墓地に落ち、僕のクリーチャーは強化されますッ!」ってね。
『つまり、君の対戦相手は後続の脅威の事を何も考えていないお粗末なプレイヤーだって事さ。』
1-2:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》でブロックする場合。
あなたの場にアンタップ状態の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》がいる状況で、タフネス1のクリーチャーでアタックしてくるプレイヤー=試合に負ける事を快感だと思えるマゾヒストなプレイヤー。(つまり弱い。)
少しマナがきつい状況でも、手札に森があったら迷わずブロックするのが懸命です。コチラは緑単色デッキ。クリーチャーに触りたくてもなかなか触れないのが現状です。向こうからわざわざアタックしてくるなら対戦相手のクリーチャーの頭数が減らせるので、1対1交換なら喜んでブロックするべきです。
「今」の盤面が辛い状況でもあなたは「クリーチャーの色」の緑。後に展開する厄介で大きなクリーチャーがブロッカーのいなくなった相手を蹂躙することでしょう。
ついでに言うなら、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が召喚酔いで無い状況ならば、自らをタップして先述の《巨大化/Giant Growth》を自らを対象に撃つことも可能です。カードを1対1交換した上に「場のアドバンテージ」はあなたが取れるのです。緑にとっては言う事この上無しの状況になります。
『つまり、君の対戦相手はさながら「オズの魔法使い」に出てくるカカシよりも残念なヤツって事さ。』
※また、多くのプレイヤーが「ライフ」と言うリソースを蔑ろに扱いますが、これは大きな間違いです。緑単色のデッキにとって「ライフ1点」とは、対戦相手にしろ自分自身にしろ、何物にも変えがたいものがあります。前半戦でクリーチャーをブロックに回さずに本体のライフを削られ、後半戦で並べたクリーチャーを一掃された事を考えてみて下さい。あなたが着地させたのは5/6のファッティ、相手が着地させたのは3/1のフライヤー。あなたのライフはあと3点で、相手のライフはあと6点。ほら、ライフ1点は大事でしょう?
緑単色デッキにとってクリーチャーとは「クロッカー」であり、「除去呪文」であることをゆめゆめ忘れ得ぬように。なので、場の状況をよく読み、先に繋がるプレイを見通した上で「必要最低限のブロック」をすることを心がけましょう。
======================================================
【事例2】対戦相手の動きからプレイヤーレベルを予測する
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2-1.対戦相手のフェッチランドの切り方。
対戦相手のドロー後、メインフェイズでフェッチを起動=強い。
あなたのエンドにフェッチを起動=弱い。
基本的にレガシーで使用されているフェッチランドはアンタップインが前提です。ギルドランドでも無ければ、エンドフェイズに切る意味はほとんどありません。あなたのエンドフェイズにインスタント呪文を唱えるならまだしも、あなたのエンドフェイズに何も動かないのにも関わらずフェッチを切るのは「私は先の事を考えていません」と言っているようなものです。
※ドロー後にフェッチランドを切るのであれば、たった今引いてきたカードのマナの色やコストを考慮してから持って来るカードを決められるので、ほんの少しかもしれませんが後の展開に影響する、と言うことです。つまり、細かい所まで気を配っている(隙が少ない)プレイヤーだと言うことです。
そういった「意味の無い所」で、ただ単にフェッチランドを切るようなプレイヤーは警戒心が薄い、想定外の事に弱い、基本的なマニュアル通りの戦い方しかしてこないものです。更に付け加えて言わせてもらうのであれば、あなたの呪文を全く気にしていないとまで言い切れます。
(あなたに知識がある事が前提ですが、)対戦相手の使っているカードでどんなデッキ(アーキタイプ)かが読めることと思います。そういうプレイヤーは大抵オリジナルデッキを遣っていないので、対策も立てやすいです。
そんなフェッチランドをエンドフェイズに切るのが大好きなプレイヤーには《束縛/Bind》をお見舞いしてやりましょう。きっとあなたの対戦相手は「テキストを確認させてください」と言ってくることでしょう。そしたらあなたは高らかにこう言ってあげてください。
「あなたは土地を持って来る事が出来なくなり、僕はカードを1枚ドロー出来ますッ!」ってね。
『つまり、君の対戦相手は上司にペコペコして部下に辛く当たる最低なヤツって事さ。』
※まさかその《束縛/Bind》に対して《Force of Will》を撃ってくるプレイヤーなんてまずいないでしょうが、MTGプレイヤーと言うのは本当に「損をするプレイ」が好きらしく、あながち《Force of Will》が飛んでこないとも言い切れません。
あなたが先手2ターン目で、上記の様な状況でもしも《Force of Will》が飛んできたらありがたくカウンターされるべきでしょう。「まさか土地破壊されるとは思ってなかった」という言い訳は、「緑単色相手にナメたキープするくらいなら、家に帰って彼女のケツでも舐めてろ」と言うセリフと共に、緑単色の《恐怖/Terror》を対戦相手の脳髄に刻み込んであげてください。
2-2.どのランドを持ってくるか
フェッチランドを切ってからランドを着地させるまでの時間が長い=言われるがままに高額請求サイトに会員登録をしてしまう人の良いプレイヤー。(つまり弱い。)
フェッチランドを切ってライブラリーから探している最中に「どの土地を持ってくるか」を悩んでいるプレイヤーも弱いです。
「目的があるためにフェッチを切る」のでは無く、「今、手札にあるカードを使いたいから」という理由だけでフェッチランドを切るのは先のゲームが見えていない証拠で、この上なく弱いです。また、これはフェッチランドだけに限らず、チューター系の呪文を使うときも同義です。「何が欲しいか」と言うことが明確になっていないのにカードをサーチしてくるのは愚の骨頂。だったら他の行動をした方が遥かに有効なハズです。
そういうプレイヤーは総じて「手札だけの勝負」をして来るのが常です。所謂「引きゲー」と言うモノです。「あの時○○が手札にあったら切り抜けられたのに」とか「キープ基準が間違ったかな」とか。そんな言い訳が出てくるという事は、中学生以下の脳味噌だという証明に他なりません。
マジックは基本的に60枚のデッキで構成されているのですから、どんなに頑張ろうとも基本土地カード以外は4/60、つまり1/15までしか1枚のカードを引く確率を上げられません。それが分かっているのですから、金太郎飴みたいに「何処を切っても同じような手札構成になるデッキ」か「一撃必殺の即死コンボデッキ」を使えば良いと言うことです。
そんな言い訳が出てくるようなプレイヤーは、一撃必殺のコンボデッキを使いこなせる技量も資産も無く、コピーデッキを使い、したり顔をして勝ち誇り、たまたま手札に来ていたパワーカードのカードパワーで押し切ったことを「技量」や「デッキ構築」といった言葉で覆い隠そうとするとんでもなく最低なプレイヤーだと僕は思います。
『つまり、君の対戦相手は彼女に隠れてハウツー本を読ん だ上に、彼女とのデートで優柔不断になってしまう甲斐性の無いヤツって事さ。』
【世界一の緑遣いが思うこと】
勝利と言う価値に固執して、デッキ構築や試合そのものを楽しめていない人達が非常に多いように思える昨今。「パワーカード」は過大評価され、「一クセあるカード」 は過小評価されて、淘汰されていきます。
その流れに乗っている人達は、既存のアーキタイプやカード同士のシナジーが全く取れていない所謂「ジャンク」デッキを使って(※使って=○ 遣って=×)いるんですね。僕に言わせてもらえるのであれば、現在のレガシーに存在するデッキの大多数が「ジャンクデッ キ」だと思います。
そんなデッキを使っている(否、「遣われている」)人達は、僕が頼みもしないのに 「デッキ診断」を行って来ます。このカードは弱い?色をタッチした方が強い?そんな事はお前に言われなくても、少なくともお前の1兆2000万倍は心得ている。
そういった人達は僕のデッキの何を知っているんでしょうかね?僕のデッキを回したことが無いのに、どうしてそういった「診断」が出来るのか不思議でなりません。 浅はかな知識だけで僕の崇高な「緑単色」デッキに泥を塗るのは辞めていただきたいですね。
コチラが緑含めた2マナ出せる状況で、対戦相手がコチラのエンドフェイズに手札にカウンターが無いのにも関わらず《渦まく知識/Brainstorm》を唱えるようなものなんですよ。それくらい浅はかです。《種蒔き時/Seedtime》を撃たれたらケアも出来ないクセにでしゃばるのはお門違いってものですね。
だから僕はそんな人達と試合をする気も起きないし、語り合う気も起きない。
…緑を遣うには、これくらい心を尖らせると煽りに負けないし、友達に嫌われるから戦いやすいよ!←
とまぁそんな感じです。また気分が乗ったら書こうと思います。いつになるか分からないですが。
小枝を踏み折れば、骨を折ってあがないとする。
――― ラノワールのエルフの、侵入者への処罰(心の領域的な意味で。)
コメント
ねぇ知ってる?DNってゴミ仕様なんだよ^ー^
2月中には晴れる屋行きます><
まぁ煽りだけどな!俺の紙束が火を吹くぜ!
プロポイント0のプレイヤーが、俺強いですって語るのが凄く嫌いです。
こんだけ煽りの文章書いてるのに、ふみっちくらいしか「切り返し」が来ないって言う。足跡とカウンターの数だけが増えていくって言う。基本MTGプレイヤーって陰口しか叩かないよねw
>プロポイント0のプレイヤーが、俺強いですって語るのが凄く嫌いです。
この意見は激しく同意。なんなんだろうね、一般のMTGプレイヤーってw